京都って不思議です。いつでも、どんなときでも、旅したい気持ちを駆り立ててくれる。あのJRのCM、「そうだ、京都へ行こう」っていう、あれ。あの感覚が京都だよねと思う。しかも京都って、この頃またブームのよう。雑誌の特集も多いですよね。伝統的なものへと、みんなこころが動いているのかなと思ったり。
じつは、フォークロア特集を作ろうと思ったきっかけも、京都にあったのでした。
04年の春easy神田は、京都の河井寛次郎記念館を訪ねました。そして、とても感動しました。河井寛次郎は、陶芸家であり美術家、そして柳宗悦と共に民芸運動を行った人です。河井寛次郎はエッセイも残していますが、沖縄を含む日本そして朝鮮半島の、陶器が作られている小さな村々を訪ね歩いたとき書いた、その文の描写の美しいこと!
あれほど芸術性高く自由奔放な作風を持った芸術家が、同時に、暮しに密着した物作りである「名もなき美しい手仕事、民芸」にこれほどの愛情を抱いていたなんて。そんな河井寛次郎に強く魅せられるとともに、河井寛次郎から「民俗」や「伝統」というものへの新しい感じ方をもらえたような気がしたのです。そんな気持ちが、この『フォークロア』特集へとつながっています。
さて、京都。今回はなんと、F.O.B COOPオーナーの益永みつ枝さんがガイドのスペシャルな京都特集です! 益永さんは、京都に近い大阪生まれ。高校時代から京都によく遊びに行っていたし、そしてだんなさまのご実家は京都・三条なのです。コップひとつを大切に選んで売ってきた、そんな益永さんに教えてもらった京都。いままでにない「京の暮らし、京の商い」がたっぷり詰まった特集になりました。