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easy digest 2006.1/20更新


今回のdigestは、バッグブランド『eb・a・go s』初のエキシビジョン特集です
(all photos by eb・a・go s、text by NORIKO KANDA)


 数年前の春、『エバゴス』の展示会に出かけたある晴れた日のことを、よく覚えています。
『エバゴス』は、バッグを中心にしたファッションアクセサリー類のブランドです。「ぜひ『エバゴス』を紹介したい」と、あるセレクトショップのバイヤーさんが展示会に誘ってくれたのです。そのバイヤーさんは、「バッグが個性的で職人気質により作られている」「しかも毎回展示会のDMがユニーク」と、とても熱く『エバゴス』を語ってくれました。
『エバゴス』の展示会はいつも、埼玉県にあるアトリエ(デザイナー曽我部美加さんは、アトリエを「工場」と呼んでいます)で行われます。しかも駅からは多少距離があるため、タクシーに乗って行かなければなりません。でもその時、本当に行ってよかったと思いました。
『エバゴス』のルーツは、まず籐のバスケットをバッグに仕立て上げる事から始まりました。その日は、展示会最中とはいえ、工場の中の作業を思わせる素材・道具類も垣間見え、なんというか有りのままの『エバゴス』を感じることができました。籐のバスケットに布・革などの素材をプラスしてバッグにする。出来上がりは「リメイク」ではなく「デザイン」されたものとして、素のバスケットとは全く違う『エバゴス』ならではのバッグになるのです。製作の現場とそこで使われる道具を見ていて、出来上がったバッグのエレガントさとは相反する作業の大変さも想像できました。力仕事も多そう。でも、『エバゴス』のスタッフは女性ばかり。実は私は、男性顔負けの女性の仕事から出来上がる、繊細だったりエレガントだったりする物が、このうえなく好きなのです。

 

 

 
 
 

『エバゴス』は今まで、作品だけをブランド表現にして製作を続けてきました。取材を受けることもあまりありませんでした。それでも熱烈なファンが多いのは、『エバゴス』の魅力をよく物語っていると思います。
 そんな『エバゴス』が、エキシビジョンを開催します! 個展のタイトルは「ハジメマシテ」。会場には、バッグだけを展示するのではなく、工場を再現したようなスペースが設けられていて、会期中の週末には製作の様子を見ることもできます。『エバゴス』のバッグは、その手作業がとても重要だと思います。それを見せる今回の展示は、まさに『エバゴス』の「ハジメマシテ」にふさわしい内容。ちなみにこのエキシビジョンはスタイリストの大森仔佑子さんがサポートしています。そして、会期中限定の特注バッグの予約販売も行われるそう。本当に楽しみです!

eb・a・go s展「ハジメマシテ」
会期:2006年1月28日〜2月5日 平日 12:00〜18:00 土日 11:00〜19:00
場所:LA GALERIE DES NAKAMURA (東京都新宿区鶴巻町574 富陽ビル1,2F)
   tel.03-3268-3309 www.lgd-nakamura.com

 
 





 実は私は、まだ『エバゴス』のバッグを持っていません。どうしても仕事用優先になるので、たくさん入ってシンプルなものばかり選びがちなのです。でも、靴と帽子を持っています。どちらも一目惚れでした。靴はファーを使ったもの。帽子は、ガーデンングが好きなデザイナー曽我部美加さんらしい首筋をガードするチーフ付きで、私はバカンス用に購入しました。バスケットを使ったバッグからスタートした『エバゴス』ですが、今ではバッグも革オンリーのもの、布素材のものなど幅広く、しかも私が買った帽子などの小さな衣類も製作しています。その全てに現れる大人っぽい辛めのかわいらしさが、曽我部美加さんのセンスそのものなのではと思います。そこが大好きです。
 物が出来上がる、その背景も大事にしながら物を大切にするeasyの読者の方なら、私同様きっと『エバゴス』が好きだと思います。なかなかお目にかかれない『エバゴス』のフルラインと、バッグ製作の課程も見ることができるこのエキシビジョン。会期中、ぜひ足を運んでみて下さいね。

 
2005.12/13の記事はこちら
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